「ええと。美月?」 夜、残業で帰りの遅くなった亮が キッチンでお茶漬けをすすっている。 美月は梅干しと昆布の佃煮を小皿に出すと おずおずと亮に差し出した。 「もう一回言ってもらっていいかな。」 「ん?だから。彼女が妊娠したの。」 亮は佃煮をひとつ…
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