鶴屋開店休業回転ベッド

あたしの創作世界の基盤。だけどとてつもなくフレキシブルでヨレヨレにブレてる。キャラが勝手に動くんだ♪

撫でながら囁く

こうして、やさしく頭を撫でられて 眠りにつけば良い夢が見られるんだ。 美月は息子たちが幼かった頃 二人の頭を代わる代わる撫でながら こう言ったのだ。「良い夢見て、早くよくなれよ。」 父親が子どものようにすやすやと眠る 母親の頭を撫でながら囁く。…

不器用な男

生理が依然として遅れている美瑛は 不安な日々を送りながらも ひとつ、胸のつかえが取れたのを感じていた。「ひとりで悩んでたんだな。ごめんよ。」 もう渉はとことんやさしかった。 「出来てたとしたら、瑛子さんや忍さんに 二人で相談して、謝ろう。お前は…

反抗期

「そんな目くじらたてなくてもよくね?」 卓は渉の愚痴を聞いてやりながらも からかうのも忘れない。 渉は眉間に思いっくそシワを寄せる。 「だいたいさ。どこの家だって普通はもっと 子どもには隠れてイチャイチャするもんだろ? 俺だってやるなとは言わな…

秘め事

リビングで妻を襲う。夜に寝室で仕置きされる。

仲直り中 ※R18

「美月。」 「なあに?」 「愛してる。」 「…あたしもだよ。」 「かわいい。」 「んもう。亮ってば。」 「離れてかないで。」 「離れないよ。」 「だいすき。」 「あたしもだよ。」二日酔いの症状も軽くなってきた 日曜日の午後だった。昨日は忙しかった。挑…

不機嫌

「本当なのかよ。」 亮は家に帰ってきてからも ずっと怒っている。 「子どもだよ。未だにね。」 美月は微笑んで亮のとなりに座る。 「そんなこと聞いてんじゃねえ!」 少し怒らせ過ぎた。 美月は歩のキスくらい 幼稚園児と口が触れたくらいに思っている。 だ…

聖母との再会

歩は比較的ウキウキしながら 母校の門をくぐる。「知波も連れていくの?」 テーブルにサラダをサーブしに来た 朱美が歩に体をすり寄せた。 歩はさりげなく手を回し、朱美のヒップを 撫でてやる。にっこりとご機嫌な朱美。 「軽い挨拶だから。多分担任は美月…

歩と朱美 永遠の契 ※R18

公衆の面前での行為は御法度だ。 なんて罪かはよくわかんないが 見つかればお巡りさんに怒られる ぐらいは覚悟しなければならない。それ以前に、人に見られるのは 恥ずかしい行為のはずなのだが。歩はとにかくどこででもヤリたがる。 だから朱美はきちんとベ…

ギャップ萌え※R18

あたしは初めての経験で驚くほどの 快感を味わってしまった。 シャイで、ちょっぴり頼りなくて 恋愛にあんなに奥手な、あのひとが。あんなスケベで言葉責めも当たり前にこなして あんなところあんな風にアンいやあん! えっちえっち!なんて素敵! 思い出す…

激しく息をつく間も与えない※R18

俺の天使ちゃんが 誘惑のアイテムを可愛らしく駆使する。 それは豊かな乳房だった。 まだ衣服に厳重に包まれていながら 自己主張の甚だしい触感で 確実に仕事をしてくれる 頼もしいやつで。 天使ちゃんはまんまと俺を狼にすることに 成功したのだった。「月…

また今年も君とともに

俺たちは新年の挨拶を済ませて 努の部屋にいた。 努のご両親のお店でカウントダウンパーティー たのしくどんちゃん騒ぎをしたあと 家に帰ってきたのだ。「年越しくらい、親父さんとのんびり していてよかったのに。」 努はもう連れ合いのいなくなって長い う…

俺とおまえ4※R18

なんだか50も目前の48歳にして 俺達夫婦は週1営業という嬉しい流れに なったのだが。 意外とつらくない。 正直俺はいつ音を上げるか 自分で自分が心配だったのだ。 だが、必死で喘ぎを我慢する妻に いつでも興奮したし、尽きることがなくて なかなかの成績…

俺とおまえ3

たまに 「俺はもう妻に愛されていないんじゃないか?」 とか思う。 たまにね。そんなことを考えていると いつもの妻の言動がフラットに見られなくなり たまらなく寂しくなってしまう。本当は、妻は俺に首ったけなのはわかってる。それを素直に表現してくれな…

俺とおまえ2

行ってらっしゃいのキス。 新婚の頃は 玄関で朝っぱらからディープキスをして 美月の瞳が濡れているのを ゆっくり覗き込んで 堪らない気持ちになって でも会社に行かなきゃなんなくて あううう!行ってらっしゃいのキスを あと一時間早くすれば こんなとき即…

俺とおまえ1

「最近どうだよ?」 直樹が久し振りに俺の隣に座った。 会社の食堂。 昼休みはもう、とっくに終わっている。 マーケティングで軽くトラブルがあり 昼休みはずっとデスクのPCに張りついてた。 時計は2時を指してる。 腹も減るわけだ。 俺は妻の作ってくれた…

お色気と加奈子

「あのさ。誠一郎?」 日曜日。デート中、食事を終えて街をブラブラ している加奈子と誠一郎。 誠一郎の腕に体ごと腕を絡めて歩くまでに 進化した加奈子が、小首をかしげて誠一郎を 見上げてたずねる。 誠一郎はまだまだ明るい時間だというのに 然るべき場所…

美月と亮48

ここからの続きです。 http://s.ameblo.jp/mizukisaginuma/entry-12071566941.html?frm_id=v.jpameblo

努と加奈子

「さびしい。」 努は加奈子を隣に座らせて 珍しくその手に触れた。 「どうしたんだよぅ。何かあったのか?」 努は女が嫌いだ。 触れれば酷いときには蕁麻疹が出て嘔吐する。 触れて大丈夫なのは美月だけである。 加奈子とはこうして近くで語り合う仲では あ…

加奈子とバカ一郎2

道場にはゴツい坊さんが数人いた。 すごい荒ぶった雰囲気で 今にも暴れだしそうな顔をした人もいたが 誠一郎の父が道場に足を踏み入れた瞬間、 気配がすっと入れ替わった。 静かな表情になった坊さんたちは 動きを揃えて誠一郎の父に挨拶をする。 「荘玄様!…

賞平と誠一郎

「おう。熊谷くん。」 誠一郎は先輩教師、生物の坂元教諭に 呼び止められる。 「なんですか?坂元先生。」 渡り廊下をすれ違いざま軽く挨拶のつもりで 振り向いたのだが、ことのほか相手の表情が 豊かなので誠一郎は足を止めて近づいた。 「なんか面白いこと…

加奈子とバカ一郎

「牧瀬!ちょっと来い!」 熊谷コーチが加奈子を伴って柔道場を出る。 熊谷コーチはにかっと笑うと 加奈子の耳に近づいた。 「来週の日曜、おまえんとこご挨拶行っても いいか?都合聞いといて。」 「わかった。でもいいの?また大学の四年間 嫁らしいことな…

加奈子姉さん

女って狂うと怖いね。 殴り倒すわけにはいかないし 言い負かすなんて不可能。 だって、人の話なんか聞かないんだから。あの赤井瑞穂の一件では あんなに話が大きくなるとは 思ってなかったから あの時にあっさり手を引いたのは 早計だった。 赤井は真利村が…

懐くとかわいくなってきます 2

藪にらみ。 阿部の目付きが激しくなってきた。阿部と二人でいても、努は俺を見ると こっちに可愛い笑顔をおくり、無理のない 距離なら俺のところにきて撫で撫でを要求。 ふた撫ですると満足して阿部のところに戻る。 その時の阿部の目がね。 怖いなんていう…

懐くとかわいくなってきます 1

努が心を許した相手には とことん懐くというのは 美月を見ていると薄々わかるのだが。 まさかこんなに懐くとは思わなかった。 「せんせ。さよなら。」 放課後廊下ですれ違うと、かわいい顔で 手を振ってくる。 少年とはいえもう高校生だ。 まだ男性ホルモン…

努とその恋人の少年 ※R15

佑樹は至って普通の男だ。 なのになぜ、俺をパートナーにしたのか。佑樹ははじめ、嫌なやつだった。 隣のクラスになった中三のとき 佑樹は俺を蔑むような目で見ていた。 そのたびに俺は悔しい気持ちが もやもやと胸を支配し 結局俺の方から目線をそらすこと…

佑樹と努 ※腐R15 BL注意

俺はもう努に夢中だった。 これ以上好きになったら 何をどうしたらいいか 分からなくなりそうで怖かった。あいつの体中にキスをしていたとき 欲しくて堪らなかったけれど その反面とても不安で。 俺は同じ男であるこいつを大切に 守ってやりたい、そして自分…

賞平と努

「なんか、俺。努に嫌われてる。」 賞平も毎年大勢の生徒たちを教えている。 いちいち生徒の誰からどう思われてるか そんなことを気にしていたらきりがない。 そんなことは嫌と言うほどわかっている。 なぜ、努のことがそんなに気になるのか。「そりゃ、なん…

女と男

「朱美は歩があんまり刺激的すぎて、 少しばかりイカレちまってるのかもね。 以前はもっとさっぱりした娘だったよ。」 産休を半年残しているのに 学校で後輩の松田ちゃんの悩みをきいたりと ちょくちょく準備室に来る美月。 双子の息子たちは、実家のお母さ…

賞平と朱美と鬼畜

朱美は毎度のことながら治まらない 彼の浮気に憔悴しきっていた。 ため息、出る出る。 自然とうつむき加減になる。 一目で元気がないとわかる。担任の坂元賞平は迷っていた。 だいたいの事情は努ソースの美月経由で 承っているのだが、賞平は朱美の相談に 乗…

界ロンさんありがとう。

アメブロでいつもコメント返しが 美しい界ロンさん(ノ´∀`*) またも美月を描いてくださったので ここからまた歩のお戯れを。 界ロンさんのコメント返し(もう美月が大人の 女性で凛としていいっす。)↓こちらから http://s.ameblo.jp/lonon-2/entry-1205937345…