鶴屋開店休業回転ベッド

あたしの創作世界の基盤。だけどとてつもなくフレキシブルでヨレヨレにブレてる。キャラが勝手に動くんだ♪

美月と歩と朱美と南京錠 (美月と真利村兄弟3)※R18

「先生もそんなスカート穿くんだ。」
歩は土曜日の放課後、食堂の前で帰り支度
をした美月を舐めるように見て言った。
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「土曜の午後くらいはね」
美月は鼻も掛けない。
歩はわざと下品な笑みを浮かべて言った。
「抱いてやるよ。この足なら合格だ。」
先生も何だかんだ女だね。と思い切り
馬鹿にした顔を作って侮辱した。
すると美月は別の方を見ながら言う。
「朱美とは?もう寝たの?」
歩はA組の苑田朱美とずっと駆け引きを
繰り返している。
男とは何度もしたが、正直、女では納得
して落とそうと思う程の奴がいなかった
から、朱美が初めての女となるだろう。
もう少しなのだ。努でさえ知らないはず。
「なんだよ。そんなんで俺にマウント
取ったつもりでいるのかよ。勘弁して。」
「それはこっちのセリフ。女抱いたこと
ないくせに。勘弁して。」
「何いってんだよ!いきなりだって
良すぎて降参するくらいしてやらあ!」
美月は大爆笑している。
彼女に言っておやりな、と
歩の肩をやさしく押した。
渡り廊下の奥から華やかに微笑み
反り返した胸はいい膨らみをこちらに
向けていた。
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歩が朱美の側で二の腕をやさしく
触りながら振り返ると
もう美月は食堂の人混みに紛れていた。
歩は朱美の腰を抱いて頬に頬で触れた。

ん。あゆむぅ。素敵。

朱美はもううっとりしてくれていた。
「朱美。もう、我慢できない。しようぜ。
俺と。」
セーラー服のスカーフを掻き分けて
膨らみを指先でつつき回してやる。
「あたし、今日は用事があるの。帰るわ。
ねえ?歩は月曜ならどう?」
逆に月曜の放課後に抱いてとのおねだり。
やっと抱ける。さて、どこで剥いて
喰おうかと嬉しく頭をめぐらせた。








「えぇ?ここでするの?!」
歩は朱美を黙らせるためにだけ
唇にねっちりとした長いキスをする。
ずっと努にはお手軽に
学校でセックスさせてきた。
自分も目隠しプレイなんかを
よくしてきた。一番捻りがないが
一番スケベで興奮するのも
この体育倉庫だった。
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こっそり合鍵だって作ってある。
努のセックスのときには自分が
外から錠前をかけてやるから
完璧にカモフラージュ出来るが
今回は致し方ない。
見られるのも興奮するもんな。
朱美は胸元をはだけてさっさと始めたら
簡単に誤魔化されてくれた。いい女だね。

あゆむぅ。いやあぁん、ああん。
なぜ女は良さげにいやいやいうのかね。
でもそんな減らず口とは裏腹に歩は
いやと言われれば言われただけ興奮した。
朱美はもちろん処女ではなかったが
(俺が惑わされる色気が、処女にあろう
はずがないからね)あまり楽しんで
抱かれたこともないようだった。
「お前がいきはてるまで
突いて舐めてやるからな。」
ああん!やん!やん!
動きを早くしたらいやいやも短くなった。
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楽しいひとときはあっという間だ。
体育の山本先生と水沢先生の声がする。
歩は朱美の中に収めたまま動きを止めた。
朱美に声をたてぬよう指示しながら
腰を小さく回しつつ奥に入れた。
ンフ、ンフん!
だめだなあ朱美は。バレるじゃん。
と言いながらまたグッと奥に入れた。
ンフン、ンフン。
朱美はよほど興奮したのか
そのまま暫く歩にしがみついたあと
くたりと果てた。
楽しい。女とのセックスも楽しい。
歩が朱美を可愛がり倒していると
「ガチャっ」とあまりその場で聞いては
いけない音を確かにその耳で聞いた。
そうだ。いつも自分が外側から掛ける
南京錠の音だ。まぎれもなくあいつの
ガチャっとする音だ間違いない。

「えっ!?鍵を掛けられた??」
朱美は目が溢れるくらいに見開いている。
歩はべつにそれならそれでいいやと
なんだか呑気に構えているが
そりゃ一大事だ。朱美の驚き振りが
普通の反応だろう。
だいたい朱美の家では晩御飯が7時頃。
皆が食べ終わるくらいに帰らないと
わりと叱られる。
9時を回れば仲良しのお家に片っ端から
電話をされる。こうなると本格的に
不味いことになってくる。
ここで一夜を明かせば、その前に
捜索願いが出されるはずである。
「ねえ?歩はもし今夜帰らなかったら
お家の人はどうすると思う?」
歩は右手を顔の横でヒラヒラ振った。
「家はね、両親水商売だし放任だから
気づかないと思うよ。」
まあ、それより逆にここは誰にも
見られることのない密室になったんだぜ。
「朱美!あと2回はやろうぜ!」
歩は朱美を押し倒して、また悲鳴のような
喘ぎ声をたっぷり上げさせた。


美月は大学の講堂での勉強会に参加
していた。もう7時か。まだ日誌を書いて
いないから急がないとな。
せかせかと美月が体育倉庫の横を
職員室に向かいショートカットしていた
その時だ。
かすかな女の子の啜り泣くような声が。
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すん。すん。
ひいんひいん。
ひああん。ひああんん。

幽霊か?美月は耳をそばだて、
次の瞬間そばだてなきゃ良かったと
だいぶ後悔した。
美月は倉庫の扉を足で
ぞんざいに二回蹴った。

朱美か?
歩といっしょか?
怒らないから
閉じ込められたんなら
返事しろ!

返事はない。
歩が朱美の口をキスで塞ぐ。
むぐ!むー!むむー!
ばか、鷺沼先生が怒らない
なんて嘘に決まってんだから!
それにまだ終わってねえぞ!

美月はことのほか回りが静かで
二人の声は外にもよく聞こえてくると
教えてやった方がいいか迷った。

今から鍵を取ってくるから
二人ともちゃんと服着てろよ

美月は呆れて頭を抱えながら用務員室に
向かって小走りした。

が、途中で鍵をかけて回っていた
山本先生と行き会った。
一緒に来てもらうことにしたのは
自分だけだと歩を殴りかねないからだ。
倉庫に着くと声を掛けながら鍵をあけた。

あれだけ言ったのに
なんと二人は素っ裸で、朱美は制服を
かき集めて体を隠していた。
え、あ、ごめん!と山本先生が
逆に恐縮して顔を隠している。
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もう!何なのあんたたち
あれだけ服着てろよって
言ったじゃないのッ!!

殴らないようにと思ったら
中途半端に女モードになったらしい
美月はオカマが内股で怒った風になり
大変恥ずかしい思いをすることとなる。