鶴屋開店休業回転ベッド

あたしの創作世界の基盤。だけどとてつもなくフレキシブルでヨレヨレにブレてる。キャラが勝手に動くんだ♪

関明 ※R15

俺は自分は趣味趣向が幅広い
二度美味しい男だと思うことにしてる。
歩にそういうと鼻で笑われた。
あいつは冷たい目で俺のキスをかわした。
俺は先輩とするつもりはないよ。
あんたは努のだ。
この双子はそういう取り決めでやって
いるだけだろうけど。なんかわかる。
こいつは双子の兄貴を本当に大事にしてて
大好きなんだなって。

努を見たとき、そっくりな顔立ちなのに
歩とは目の色がぜんぜん違うのに驚いた。
これは大事にしたくなるのわかるな。
努はしなやかでたおやかで弾ける芯が
通ってて、滑らかで暖かかった。
俺のを口に含んだとき、上目遣いに
サインを送ってきたが、なんだか深入り
したら大変なことになりそうで。
見ない振りをした。

男性と関係を持つときは
深入りしないのが鉄則だから
あまり同じ相手ともしないようにしてる。
でも努はちょっと惜しかったかな。
もっと色んなこと教えて
成長を見守りたかった。

俺には、かおるという恋人がいる。
あいつとは小学生のころから
一緒に道場に行ったり
勉強を見てやったりして
手を伸ばせばいつでも…の距離にいた。
いやまあ、いつでも。ん。あはは。
俺が中学に上がった頃、なんか
かおるが変わってきたんだな。
柔らかくて伸びやかな四肢に丸みが加わり
身のこなしもいちいちグッと来る感じ。
確実に小5の女子に俺はムラムラしてた。
瞳は冷静で、かといって冷たいわけでもなく
じっと見つめていると安らかになっていく
そんな特別な存在になっていった。
俺は男にも女にも性的興奮を
持つことができる。
だけどそんな中でもかおるに抱く思いは
格別なものだった。
普段あまりしないオナニーを
かおるを思って何度もした。

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犯す?無理矢理?口八丁手八丁で。
丸め込んじゃって、感じさせちゃって。
でも泣かれたら?怒っちゃったら?
いやだな。あいつに否定されるような
自分にはなりたくない。
犯したい。かおるの体を俺の精液で
ぬるぬるにしたい。
だけど、嫌がられたら俺、立ち直れない。
そんなことを考えながら部屋のボックス
ティッシュを猛烈に消費していた俺。
母ちゃんには
あー!あきちゃんの部屋にはヤギでもいるの?
なんて洒落た皮肉を言われたものだ。
ああん。かおるぅ。やらして。うひーん。

ある日ちょっとした悲劇が起こる。
あれから一年くらいたった頃だから
俺が中2、あいつが小6の時だ。
かおるはますますいい女になる匂いを
子どもの匂いといっしょに放ち
俺を惑わせていることにも気づいていない。
俺は学校から帰ってきて、隣のクラスの
啓介にちょっかいを出していた。
男とやるってどうすんだよ。なんて無防備に
きくからさ。ひーひー言わせてやろうと
思った。俺の部屋で啓介を裸に剥いて
あちこちを舐めてやったら、俺の舌に舌を
ちろちろ絡めてきた。二人で息を荒げて
お互いを感じさせていると、人の気配が。
俺は一瞬血の気が引いた。
今日は水曜日だった。
かおるに水曜ならいつでも勉強を見てやるよ
なんて約束してたんだったよオイオイオイ!

俺は開き直った。で、かおるに言った。

古代ローマではオリンピック競技をすべて
全裸で行っていた。潔く身体一つで
闘うんだよ。いま、俺たちがやってたのも
それさ。正々堂々と力をぶつけあってたのさ。

かおるは半分も話を聞いていないようだった。
隣で啓介は必死で笑いをこらえていた。
あとから啓介が俺に耳打ちする。
かわいい子じゃんか。
お前あの子には弱いんだな?
クスクス笑われて恥ずかしかった。

そのつぎの週にきたかおるは
ふんわりとしたキャミソールと
フレアスカートでいつもと違う顔をしていた。なんか喉がつまったように苦しくなった俺は
つい自分の思いに素直に動く。
普段押さえつけていたものが止まらない。
かおるの肌は滑らかで吸い付くような
肌触りだった。もう、だめだ。
犯したい。ああ。俺の精液で(以下略)

嫌がられたらどうしよう。
俺はこいつに嫌われたら生きていけない。

そこでやっと俺は踏みとどまれた。
彼女の肌から舌を離し、落ち着くように
深呼吸をした。
そうだよ。こいつまだ12だぜ?
まだ、はやいよ。




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そしたら、これだ。

明ぁ。もっと、して。

ばかやろう。
おまえなんかやさしくやさしく
俺の精液でぬるぬるに(以下略)


俺は大事に大事にかおるを抱いた。
痛みを我慢して必死にしがみつく
あいつを抱き締めてキスしながらも
容赦なく腰を振った。





かおるはセックスが終わると泣き出した。
何でだ?俺はもう満腹で満足で嬉しくて
何べんだってしたい気分なのに。
そりゃ処女を喪失したばかりの
かおるにはつらいだろうから
何べんだってキスしたい、くらいに
訂正しておいてやるけど。
欲情した末に最後まで勢い任せに流されたと
思ってるらしい。かわいいかおる。
俺に欲情してくれただけで嬉しいよ。
あとはお兄ちゃんに任せなさい。
お前は、俺の女だからさ。
いつだって気持ちよくしてやるし
助けてやるし甘えさせてやるし
教えてやるし。愛してやるし。
まんまと俺から離れられなくしてあげるよ。
かおるが欲情した男に間違いはなかったって。








俺が高等部に上がるとかおるには悪い虫が
寄ってくるようになってしまった。
俺はしょっちゅう放課後は中等部の校舎に
出向いて明子姉ちゃん(文字通り)のように
かおるを見守っていた。
中でもしつこいクラスメートがいて
かおるを追いかけ回していた。
ねえ!俺と付き合ってよ!と
まとわりついている。
俺が鼻息荒く出ていこうとしたその時だ。
「あんた、何べん言われたらわかるんだい?
あたしは何べんだって言うし、
言う度にあんたを大嫌いになるけれどね。
耳の穴かっぽじいてよくお聞き!
触るんじゃないよ!とっとと失せな!」

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俺には決して聞かせない声色の見事な啖呵を
きったかおるに、俺はちびりそうになる。
ピンヒールで踏みつけてほしい!
と7分勃ちで考えた。
フン!と踵を返してこちらにやってくる
かおる。俺と目があって嬉しそうに微笑んだ。
「どうしたの?中等部に用事?」
俺はわざとかおるの腰を抱いて耳元で囁く。
愛してるよ。啖呵きったお前も素敵だ。
かおるは恥ずかしかったのかひとこと
いじわる。と返した。