鶴屋開店休業回転ベッド

あたしの創作世界の基盤。だけどとてつもなくフレキシブルでヨレヨレにブレてる。キャラが勝手に動くんだ♪

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

賞平と浅海 ※R18

「ねえねえ賞平くん!あれ持ってない?」 村雨浅海は担任教師のいる理科準備室に 素晴らしい俊足で駆け込んだ。 「あ。誰もいない。」 準備室はもぬけのからで、理科室側では 美月が器具の整理をしている。 「あ、村雨さん。」 「美月先生!こんにちは!」 …

浅海と渉

「マジでそんなガキ臭いこといってんだあ。」 「そりゃ自分で自分にそんなに自信はないよ。 卓は普通にしてるし、きっと俺の方が おかしいんだと思うけど。」 「あんたは美瑛とおんなじことしてるって いうのをママには全部飲み込ませてるじゃん。 それに関…

昼下がりの保健室

渉は保健室の前にいた。 土曜日の午後、ドアの前に掛かる案内板には 蒲生浅海の名前がある。 『美瑛ちゃんと、セックスは?』なんでもない顔で なんでもなさそうに訊いてきた。 へんな先生だった。 左手の薬指には指輪があったから ある程度の年齢の、分別の…

撫でながら囁く

こうして、やさしく頭を撫でられて 眠りにつけば良い夢が見られるんだ。 美月は息子たちが幼かった頃 二人の頭を代わる代わる撫でながら こう言ったのだ。「良い夢見て、早くよくなれよ。」 父親が子どものようにすやすやと眠る 母親の頭を撫でながら囁く。…

不器用な男

生理が依然として遅れている美瑛は 不安な日々を送りながらも ひとつ、胸のつかえが取れたのを感じていた。「ひとりで悩んでたんだな。ごめんよ。」 もう渉はとことんやさしかった。 「出来てたとしたら、瑛子さんや忍さんに 二人で相談して、謝ろう。お前は…

反抗期

「そんな目くじらたてなくてもよくね?」 卓は渉の愚痴を聞いてやりながらも からかうのも忘れない。 渉は眉間に思いっくそシワを寄せる。 「だいたいさ。どこの家だって普通はもっと 子どもには隠れてイチャイチャするもんだろ? 俺だってやるなとは言わな…

秘め事

リビングで妻を襲う。夜に寝室で仕置きされる。

仲直り中 ※R18

「美月。」 「なあに?」 「愛してる。」 「…あたしもだよ。」 「かわいい。」 「んもう。亮ってば。」 「離れてかないで。」 「離れないよ。」 「だいすき。」 「あたしもだよ。」二日酔いの症状も軽くなってきた 日曜日の午後だった。昨日は忙しかった。挑…

不機嫌

「本当なのかよ。」 亮は家に帰ってきてからも ずっと怒っている。 「子どもだよ。未だにね。」 美月は微笑んで亮のとなりに座る。 「そんなこと聞いてんじゃねえ!」 少し怒らせ過ぎた。 美月は歩のキスくらい 幼稚園児と口が触れたくらいに思っている。 だ…

聖母との再会

歩は比較的ウキウキしながら 母校の門をくぐる。「知波も連れていくの?」 テーブルにサラダをサーブしに来た 朱美が歩に体をすり寄せた。 歩はさりげなく手を回し、朱美のヒップを 撫でてやる。にっこりとご機嫌な朱美。 「軽い挨拶だから。多分担任は美月…

歩と朱美 永遠の契 ※R18

公衆の面前での行為は御法度だ。 なんて罪かはよくわかんないが 見つかればお巡りさんに怒られる ぐらいは覚悟しなければならない。それ以前に、人に見られるのは 恥ずかしい行為のはずなのだが。歩はとにかくどこででもヤリたがる。 だから朱美はきちんとベ…

ギャップ萌え※R18

あたしは初めての経験で驚くほどの 快感を味わってしまった。 シャイで、ちょっぴり頼りなくて 恋愛にあんなに奥手な、あのひとが。あんなスケベで言葉責めも当たり前にこなして あんなところあんな風にアンいやあん! えっちえっち!なんて素敵! 思い出す…

激しく息をつく間も与えない※R18

俺の天使ちゃんが 誘惑のアイテムを可愛らしく駆使する。 それは豊かな乳房だった。 まだ衣服に厳重に包まれていながら 自己主張の甚だしい触感で 確実に仕事をしてくれる 頼もしいやつで。 天使ちゃんはまんまと俺を狼にすることに 成功したのだった。「月…

また今年も君とともに

俺たちは新年の挨拶を済ませて 努の部屋にいた。 努のご両親のお店でカウントダウンパーティー たのしくどんちゃん騒ぎをしたあと 家に帰ってきたのだ。「年越しくらい、親父さんとのんびり していてよかったのに。」 努はもう連れ合いのいなくなって長い う…